ボッチャを取り上げた「横浜シニア大学青葉区自主講座」「青葉シニア大学」が好評のうちに終了しました
健康生きがいづくりアドバイザーの八木一龍氏は日ごろからボッチャの推進に取り組み、横浜市青葉区のすすき野地域ケアプラザで「すすき野ボッチャクラブ」の指導に当たっています。
このたび、横浜市老人クラブ連合会主催「横浜シニア大学」の青葉区自主講座の一部を担当し、講座参加者にボッチャを紹介しました。
青葉区自主講座の会場は老人福祉センター横浜市ユートピア青葉です。ボッチャの座学と実技が行われたのは6月19日(水)で、35名が参加しました。座学終了後、参加者は機能回復訓練室に移動し、3つのコートに分かれてボッチャの実技を楽しみました。「すすき野ボッチャクラブ」のメンバーもスタッフに加わり、会場の設営やゲーム進行を手伝いました。
参加者の中にはかなり習熟した人もいて、白ボールに近いところに赤、青のボールが密集、勝負の行方が全く分からないという白熱したゲームも見られました。
また、八木アドバイザーは、(一財)健康・生きがい開発財団の「人生100年時代の健康生きがい新研究会」のメンバーでもあり、取組みの意義と成果を各所で行っています。(一財)健康・生きがい開発財団では、八木氏の活動拠点のすすき野ケアプラザにおいて、新研究会の研究報告を交えた「青葉シニア大学〜地域・人とのつながりをつくる〜」を7月20日(土)15時に開催しました。
外は35度以上という暑さの中、チラシやタウンニュースの掲載の効果も相俟って参加者は38名に上り、青葉区民だけでなく横浜市他6区、川崎市(2名)、鎌倉市(1名)から来た方もいました。また、青葉シニア大学に先立ち13時より14時20分までボッチャ交流会を行いましたが、こちらにも20名前後の参加がありました。
青葉シニア大学の話者は四人です。八木氏のほかに、桐蔭横浜大学スポーツ科学部スポーツ健康科学科の尾山裕介准教授、すすき野地域ケアプラザの土屋環生活支援コーディネーター、健康生きがいづくりアドバイザーでもある(一財)健康・生きがい開発財団の小川文男主任研究員が登壇しました。
まず八木氏がボッチャを通じた多世代交流の意義を話し、次に尾山氏が青葉区の高齢者調査について報告しました。桐蔭横浜大学は青葉区と提携を行って青葉区高齢者3,000名の健康状況を把握すべく体力測定やアンケート調査を行っています。当日は調査の中間発表を行い、フレイル予防等のためには、生活に根ざした運動と社会参加の大切さを強調していました。
すすき野地域は、青葉区の中でも高齢化率が2番目に高い地域です。すすき野地域ケアプラザ生活支援の土屋コーディネーターからは、ケアプラザという横浜独自の取組みと子どもから高齢者まで「地域・人とのつながり」をどのようにつくっているか説明がありました。
最後に(一財)健康・生きがい開発財団の小川主任研究員が財団の取組みを紹介し、海外の研究資料を基に健康の重要性について語りました。特に、人とのかかわり不足が健康に大きな危険性を及ぼす等について強調しました。
話の切り口は四人四様でしたが、共通するのはフレイル予防には人とのつながりが重要な要素の一つであることで、参加者にわかりやすく伝わったと思います。アンケートでも「青葉シニア大学の内容について」という項目で「大変参考になった」が18名、「参考になった」が11名(アンケート数30名)で良い評価をいただくことができました。
このアンケート等を参考にして次回も地域の人々に役に立つ企画の開催を検討していきたいと思います。