「人生100歳時代 3ステージ・スマートシニアライフ講座・研究会」を開催しました
7月は、「人生100歳時代 3ステージ・スマートシニアライフ講座・研究会」についてのお便りです。
同研究会は(一財)健康・生きがい開発財団と共同で本年1月から月1回のペースで行っています。
「3ステージ」とはシニアのライフステージを指しており、「50歳からの準備」「65歳からの本番」「80歳からの挑戦」の3ステージです。「80歳からの生き方研究会」(2020~2021年度)、「50代からのシニアライフ生き方研究会」(2023年度)の成果をもとに、これまでシニアライフ講座で取り上げてきた「健康」「生きがい」「家庭経済」等をすべて3ステージに分けて論じようということで始まりました。
今月は「社会参加」をテーマとし、30日にフクシア(横浜市西区社会福祉協議会)で行いました。
まず、矢崎光彦アドバイザーが各種統計調査や先行研究でシニアの社会参加の総論について述べ、健康生きがいづくりアドバイザー養成講座テキストとの関連性や神奈川健生の社会参加についても概説しました。
次に関根千佳アドバイザーが各ステージの社会参加のしかたを具体例を交えて説明しました。「家庭を中心に参加」「アントレプレナーシップ」「ICTリテラシーの保持」などキーワードを掲げ、ポイントが皆の頭の中にしっかり残りました。「家庭への回帰」については、もしかしたら参加者の中にも耳の痛い人がいたかもしれません。
発表後、それぞれ長めに時間をとって意見交換を行いました。東海大学ライフケアセンターの片山和彦研究員にもおいでいただき、一味違った視点からコメントをいただくことができました。
この研究会の内容は11月15日の健康・生きがい開発財団主催全国大会で発表する予定です。
また、書籍化の準備も進めています。将来的には講座への展開も検討しています。これらについては、後日また皆様にお知らせいたします。
報告者:徳田裕美子